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  • 固定価格改定制度(FIT)改正で何が変わる?太陽光発電の資産価値を決めるO&Mとは

太陽光ブログ

2016年5月、固定価格改定制度(FIT)を改正する法律が国会で成立し、改正FIT法が2017年4月から施行されることが決まりました。太陽光発電をこれから導入する人、すでに導入している人はどのような影響を受けるのでしょうか。

改正FIT法の見直しとO&Mについて

そもそも、固定価格買取制度の見直しは、なぜ行われたのでしょうか。

資源エネルギー庁が発表する「固定価格買取制度(FIT)見直しのポイント」

(http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/dl/kaisei/01_point.pdf)には、

「エネルギーミックスにおける2030年度の再生可能エネルギーの導入水準(22-24%)の達成のため」に見直しが必要と謳われています。

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太陽光発電の設備は、認定を受けているものの実際に稼働していないケースがおよそ30%もあります。
そのため、改正FIT法では認定を受けた太陽光発電設備について、「運転開始期限」が設けられます。10kW以上の太陽光発電設備は3年以内、
10kW未満の太陽光発電設備は1年以内に、運転を開始しなければならないことになりました。
この改正により、認定を受けたものの未稼働の設備が多く存在するという現状の改善を目指しています。

そして、設備の安全性や運用の安定性などの問題も起こっているという現状を受けて、
発電所の適切な点検・保守など(O&M)が求められます。
O&Mが実施されていない場合には、認定が取り消しになる可能性があるのです。

これから太陽光発電を始めようとする人は「認定を受けてからスムーズに運用をスタートできるか」「設備の保守・点検をきちんと実施できるか」を、
意識する必要が出てきます。

適切なO&Mが設備の安定的な運用を実現する。

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太陽光発電は「いったん導入すると、あまりメンテナンスが必要ない」というイメージがあるため、
例えば賃貸経営などを行って管理業務に四苦八苦してきた投資家には、魅力的に見えたかもしれません。

しかし、改正FIT法によりO&Mが必要になったことで、「これまでより管理が面倒になるのか」と不安を覚える人もいるでしょう。
ただ、そもそも太陽光発電設備の安定的な運用と、収益の確保を目指すためには、O&Mは必要なのです。

「Operation:オペレーション」つまり運転管理と、「Maintenance:メンテナンス」をあわせた用語であるO&M。
改正FIT法で法的な規制が行われなくても、機械を安定・安全に使い続けるには、設備の運転管理とメンテナンスは不可欠です。

太陽光発電のソーラーパネルなどは、屋外に設置しているものなので、風雨にさらされたり、動物が侵入したり、天災に遭うなどの可能性が常にあります。
これらのリスクを知り、不具合や事故が発生していることに早く気づいて対応することが漏電、火災などのより大きな災害を防ぐことになるのです。

O&Mの具体的な内容とは?

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O&Mの具体的な内容としては、次のようなものがあげられます。

・運転管理業務……発電量を監視(パネル、パワーコンディショナーの管理など)や、障害からの復旧

・保守・点検……設備そのものの定期点検や敷地・用地などの管理

発電量を監視しておくことで、発電量が異常に低下した場合に、何らかの障害が起こっていると気づくことが可能です。
一方で、設備に障害が起こりにくいようにするのが、定期点検や敷地・用地の管理です。

これまでは、50kW未満の太陽光発電所にはO&Mを実施しなければならないという法的な規制がありませんでしたが、
改正FIT法の施行をきっかけとして、保守・点検への関心は高まっていくことでしょう。
実際にO&Mを行ったほうが、発電量の安定・向上を目指すことができます。

 

資産運用の一環として太陽光発電を積極的に取り入れていきたいと考える人ほど、O&Mに力を注ぐことをおすすめします。

参考資料
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1610/21/news036.html http://sorasapo.com/oandm#582bf497cf0a33777d000c57-82341ee918ecf2d7f4f52757